どうせ7月中旬に強行採決で安保法制の話は終わりだ。
その結果、安倍政権の支持率も大して落ちないだろう。
北朝鮮や、特に中国の脅威を強調すれば、国民は震え
上がって米国に頼る。
戦後70年で、そういう奴隷の精神を持つ国民と化して
しまったのだから仕方がない。
いや、ルソーの言う「国民」の定義にすら日本人は
当てはまらない。
単なる奴隷の群れだ。
その奴隷の精神を育てているのが、自民党や自称保守の
従米ポチ軍団である。
議論中の安保法制が通っても、すぐに戦争が始まるわけ
では当然ない。
アメリカに主権があるのだから、日本が戦争に加担するか
否かも、アメリカが決める。
いずれベトナム戦争、アフガン戦争、イラク戦争の例に
倣って、日本はアメリカの侵略戦争を支持し、
今度は兵站を担うようになる。
それはまだ先のことだ。
だが、それより先に心配なことは、自衛隊と米軍との一体化だ。
これはもう後戻りがきかないほど進んでしまうかもしれない。
つまり日本は外交主権を取り戻すことが出来なくなる
かもしれない。
「戦後レジーム」の完成である。
そしてアメリカは中国とは絶対、戦争をしない。
だから尖閣諸島の日本の「領有権」をアメリカは絶対に認めない。
あくまでも中立の立場を保っている。
上手いこと操られているのだが、日本の従米保守派は全然
わかっていない。
奴らも奴隷だからどうしようもない。